ハドソンの名作シミュレーションゲーム「ネクタリス」のPCエンジン二作目。前作の敵、密かに逃げ延び、新兵器を開発したガイチ帝国の残党との闘いとなります。
ネクタリスの特徴はHEX(六角形のマス)で構成されたマップで、地形効果、包囲効果、支援効果という3つの効果があることです。 地形効果は険しい山岳地帯なら防御力が40%UP、平地なら0%と、起伏に応じた防御力が付加されることです。これを使えば攻撃力の強い敵との戦いも大きく変わります。 包囲効果は敵を味方のユニットで前後挟み込むことで、相手の防御力を2分の1にできます。防御力の高い敵には必須です。 支援効果は、攻撃する相手のユニットに隣接している味方のユニットが複数あれば、隣接してる味方のユニットの攻撃力・防御力の分、数値が加わって有利になります。隣接の兵器が強力なら、攻撃力の弱い歩兵でも大きな戦果が上げられます。 これらの効果を駆使しながら、敵を全滅させるか、敵の収容所を歩兵で制圧すると勝利となります。 各ユニットは8機で構成され、数が減ったら工場または専門の歩兵(ネオ・ネクタリスのみ)で修理することができます。また、戦闘することで経験値(★)が増えていき、9つ★がつくと最大の攻撃力・防御力になります。 このような基本的なシステムは完全に前作を踏襲し、ネオ・ネクタリスでは新たなユニットが増えてます。一番の特色は後半にバイオ兵器と呼ばれる、1体ですがものすごく強いユニットが登場することです。全32ステージ(前作同様マップが同じでユニットは位置が異なる裏ステージもあります) ステージの音楽もCD音源で、音質はやはり良いです。操作性も、敵のユニットの攻撃範囲や移動範囲が表示できるようになって向上しました。 基本は1Pですが、パスワードが分かれば任意のステージで2P対戦できます。 ■感想・評価 ネクタリスが大好きだったので、発売日に購入しましたが、数ステージ遊んだだけでそのままになっていました。 ニコニコ生放送を機会にステージ1からやり直し、2010/2/27クリアさせて頂きました。(裏ステージは未プレイ) 後半で敵軍にバイオ兵器という新兵器が出てくるのが大きな特徴です。しかし、このバイオ兵器。通常8機から構成されるユニットが、バイオ兵器は1体しかいない代わりに耐久力のようなものが表示され、これが8以下にならないと「?」表示しかされません。これは、味方にバイオ兵器があったとしても同じで、ダメージがどの程度あるのか分かりにくく、運用しにくいです。 前作をやりこんで、更に強い敵を求める方には良いかもしれませんが、ゲームのバランス、システムの完成度はやはり前作の方が優れているように感じました。最後の方のステージでは、僅かにユニットの配置や順番がズレるだけでクリア不能となります。 このネオ・ネクタリスには前作も収録されてますので、初めてネクタリスに触れる方にはぜひ、トータルでバランスの取れた前作のプレイをお勧めします。 新しいユニットもそれなりに楽しめたのですが、バイオ兵器の扱いに疑問があるので★一つ減点です。 2010年02月27日 01時36分 更新
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