もはや伝説となった、クエストのPC-Engine用名作シューティング。出荷本数が少なかったこともあり、初期バージョンはあっと言う間に市場から姿を消し、その後、雑誌PC-Engine FANが読者の要望にこたえる形で再販した。パッケージのみが若干異なる、上記2バージョンが存在する。
全6面、横スクロールでライフゲージ制。初心者用のモードを含めて、難易度は3種類から選択する。 自機はほうきに乗った魔女のリブル。周囲は「アメリカンクラッカーの要領」で、星の精クルルンとグルルンがサポートする。メルヘンチックな敵を倒すと現れるアイテムを集めることにより、お金を稼ぐことができる。そのお金で、自機のパワーアップやライフゲージの回復などが、ステージの途中にあるショップにて可能。 オプションの星の精はボタン操作により、位置の固定と星の精が打つショット方向の固定ができる。星の精は通常弾を防ぐことができるので、この操作が攻略の一つの鍵となる。 ■感想・評価 デモされていたゲームショウに出向いていながら、このソフトのチェックを怠り、後に友人から借りるまで、このソフトの素晴らしさに気付くことができませんでした。 電源を入れた瞬間から、CD-ROMにもある意味で負けない画面演出と、透明感のあるサウンドが出迎えてくれます。敵も味方もメルヘンチックで、各面それぞれ趣のあるキャラクターが出迎えてくれます。 全6面の中でも3RD SEAL(3面)は、戦略性・画面演出・サウンドと3拍子揃ったステージといえるでしょう。オプションの星の精は、基本的に正面固定で他の面は行けるのですが、この面だけは後ろから打たれたとき弾を回避するスペースがほとんどなく、オプションの使い方が突破の鍵となります。 他方プログラム面を考えると、PC-Engineのハードウェアで、どう処理しているのかわからない程素晴らしい二重スクロールや、苦労したと言われるサウンドとゲーム展開のシンクロなど、見るべき点が数多くあります。 初心者向けモードでもこの面までは行けるので、機会がありましたら、ぜひ遊んでみてください!! もう一面上げるとすれば5TH SEAL(5面)でしょうか? ゆっくりとした背景のラスタースクロールや、サウンド、キャラクターが見事に調和して、美しいステージとなっています。画面の見かけに反して、内容的にはハードですが... また、全面クリア時に、ライフを回復した数(マイナス要因)や、難易度(高いほどプラス)などにより、ボーナスが加算されるのですが、これがスコアアタックをより面白くしています。現在筆者もチャレンジ中です。 総括すると、いろんなファクターが集まって、このゲームの世界観をしっかり確立している 従って面白い ということになるかと思います。 が、理屈がどうであれ、とても楽しいゲームなので、超おすすめです!! PC-Engine FANの再販で入手しました。現在も所有しています。 1997年02月01日 00時00分 更新
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